シェフの思い
「素材に魔法をかける」
当店は「ふらんす菓子ソルシエール」として、1990年11月、両親の「美味しいお菓子を地元の皆に食べてもらいたい」という思いから、福岡市下山門に誕生しました。
そ の 後 、店 を 父 と 兄 か ら 引 き 継 ぎ 、私 で 三 代 目 に なりま す。
“ソルシエール”は、フランス語で“魔女”を意味します。
コンセプトは、「素材に魔法をかける」。
2010年、修行のために渡ったフランスで、私にとって基礎となる考え方に出会いました。
それは「美味しさは、素材の力を引き出すことで生まれる」
ということ。食材をいかに良い状態にし、いかに美味しいカタチで組み合わせられるか。
香り、食感、溶け方、そして余韻まで― 素材の持つ力を、職人の知恵と技で、丁寧に、科学的に引き出していく。
卵や生クリームの自然な味わいが、口の中でふわっと混ざりあうための秘訣を知りました。

それはまるで、素材にそっと魔法をかけるような仕事でした。
そして今、私は父の代から続く味や商品を大切にしながら、
自分自身が学び、感銘を受けた「素材を生かす」お菓子作りを重ねています。
素材そのものにもこだわり、美味しいことは
も ち ろ ん 、安 心・安 全 な も の を 選 び 抜 い て い ま す。
だ か らこそ 、小 さ な お 子 さま にも 、安 心 して
召し上がっていただけます。そして、自然に残る“心地よい後味”も、
私たちのお菓子の大切な特徴です。
目指すのは、派手さよりも、じんわりと心に残るような、やさしいお菓子。
特別な日のためだけでなく、日常の中でふと「幸せだな」と感じてもらえる、
そんなお菓子です。
パティスリー ソルシエールは、支えてくださるお客さまと、
地域への感謝を胸に、家族三代で築いてきた伝統を受け継ぎながら、
これからもあなたの暮らしに寄り添う“小さな魔法”を作り続けます.

・1990年11月「ふらんす菓子ソルシエール」 オープン 初代シェフ 上田哲之
・2013年 「パティスリーソルシエール」に改名 二代目シェフ 上田宙
・2015年 三代目シェフ 上田武
<三代目経歴>
2010年 渡仏 ・ラ・プティット・ローズ ・パティスリージャン・ミエ
2013年 帰国 ・東京ミシュラン三ツ星店にて修行「ジョエル・ロブション」
2015年 地元福岡に戻り、父、兄から引き続き三代目シェフとして現在に至る。